リズムの話

今日のレッスンでも話題にした、リズムの話です。
ウクレレやギターのストロークでこんな定番パターンがあります。

D r D U r U D U
(4分の4拍子で一文字8分。Dはダウン、Uはアップ、rは空ストロークor休み)

Hi-Gのウクレレならアップもダウンも高音弦から始まるので違和感ない場合でも、Low-Gやギターだとノリが違ってきてしまう場合があります。
その場合、以下のように大文字部分を少し強調したりします。(8分の1、4、7個目)

D r d U r u D u

表現したいのが「トタタトタタトタ」のリズムだとすると、もっといいのはこんな感じ:

D r U D r U D U

両方使い分けられるといいですね。

ノリのリズム感は以下の動画が参考になるかもしれません。
ちなみに歌われているのはギリシャ語です。

11月は鹿児島遠征

  • 2023年11月18日(土)「くちぶえの夕べ 〜ワークショップ&ミニコンサート」(鹿児島県)
    場所: 鹿児島市国際交流センター・多目的ホール
    時間: 18時開場 18時半開演〜20時半まで

    ・詳細はチラシをご参照ください。
    ・初の鹿児島遠征です。
    こちらのフォームから予約受付中です!

8/16は「サマータイムコンサート 2023」@くにたち芸小

  • 16日(水)「サマータイムコンサート 2023」(国立市)
    出演:りょうすけ(くちぶえ,Gtr,Uke)、ほか
    場所:くにたち市民芸術小ホール・エントランス(リンク
    時間:17時開場、17:30〜18:40

    ・入場無料
    ・前半はピアノ連弾のクラシック。後半でソロで出演です。
    ・夜なので、少しは涼しいかも。
    ・久しぶりにミニレッスンも入れたいですね。

マドレデウス「O Pastor」

先日のサークルでソロ弾き吹きしたマドレデウスの「O Pastor」の原曲を貼っておきます。
これはウクレレでもできそうですが、ギターがあいますね。

マドレデウスはポルトガルのグループで、おそらくファドに入ると思うのですが、ポルトガルの詩はなかなか難解らしく、ネイティブでもよくわからないことがあるという・・・

昔々、ホンダのCMでも使ってました。

8月より土曜日クラス開始です

大変遅ればせながら・・・8月より「セミプライベート」(ワークショップ)土曜日クラスはじめます。

平日の参加が難しい方、どうぞお気軽に体験(無料)にいらしてください。(定員3〜4名)
(体験でやめても全然構いません)

About」ページのメールまで、必ずご予約ください。

詳しくは「Class」ページまで。

ライオンは寝ている by たまぶえ

先日のパカラマ!での、くちぶえサークル「たまぶえ」の演奏の様子です。
3曲演奏したうちの最後。

別の日の楽屋リハですが、もうひとつ「たまぶえ」の映像を「Class」ページに貼っておきました。

たまぶえ「こぶし館七夕コンサート」終わりました

一昨日ですが、くちぶえサークルたまぶえ「こぶし館七夕コンサート」終わりました。
場所は多摩市の公共施設「こぶし館」のホール。

今回も申請から選曲、本番まで、ほぼサークルメンバーが自力でやってくれました。

本番はどうしても来られないメンバーもいて、フルメンバーではなかったですが、その辺のリカバリーも慣れたもので、楽しさは伝わったのではないでしょうか。

口笛と歯並びの関係

「第3のエアポケット」そして「エアフローウォーブリング」へ」で書いたように、エアポケットが口笛の発音に密接に関わっているとすると、「口笛と歯並びの関係」はどうだろうか、と考えています。

B6あたりから上の高音が出にくい、または全く出ない方で、上の前歯がやや外向き(平たくいえば軽い出っ歯)になっていたりします。
そういえば、口笛吹きで、極端な出っ歯の方を見たことがないような気がします。
上の前歯が出っ歯だと「上の前歯と上唇の間のエアポケット」が十分な大きさになっていないのかもしれません。

高音が出にくい方には、上の前歯を確認して、上唇をより意識して尖らせるようにアドバイスしてみているところです。

第8回パカラマ!2023無事終わりました

ご来場の方、演奏者の方々、演奏もしないのに手伝ってくれたくちぶえ仲間の方々。
皆様のお陰で、第8回パカラマ!2023無事終わりました。
ありがとうございました。

自分の中では、色々な制約がある「コンテスト」の先に「コンサート」があると思っているのですが、「コンテスト」のための場数を踏むために「コンサート」に出るのもアリかもしれないと、今回思いました。

次回以降のパカラマ!はまだ未定ですが、当面は来年のWWC2024の準備にかかることになります。

運営チーム「Whistle Projects」の募集も開始しました。(大会公式サイト
できることをできる範囲でのボランティアチームです。
ぜひご協力ください。

まもなく第8回パカラマ!

次の土曜にはいよいよ第8回パカラマ!

28組、のべ70名以上が出演予定です。
4年ぶりの開催なので、とても楽しみ。
生徒さんや大会でお馴染みの演奏者も大勢出ます。

演奏者や順番、大まかな時間はサイトまで(リンク)。

自分は16時以降の出番です。
全然違うタイプの3曲(カリプソ、クラシック、ロック)を演奏します。

ロックは「The Band」の曲。
同じ曲だとつまらないので、違う曲ですが一つ貼っておきます。

「第3のエアポケット」そして「エアフローウォーブリング」へ

口笛の発音について、仮説の続きです。

2つのエアポケット」が口笛の音を作る(仮説)」で書いたように、2つのエアポケット、つまり下前歯の奥(図の赤丸)と、下前歯の外側(青丸)を使って、低音と高音を出しているのではないか、と考えました。

  • では「上前歯の外側(黒丸)」はどうでしょうか。ここにも小さいですがエアポケットがあり、より高音の主役になっている可能性があると思っています。

そしてウォーブリングの話です。

以前「のどウォーブリングの謎(その2)で、『「のどウォーブリング」を改称して「エアロウォーブリング」はどうか』と書きましたが、どうもクルマや飛行機みたい、との意見があったので、「エアフローウォーブリング」はどうでしょう!

  • 「エアフローウォーブリング」では、これらのエアポケットを「瞬時に意図的に」切り替えていると考えます。

キレのある切り替えを可能にしているのは、エアフロー=気流を導いている「舌の少し奥側の形と動き」、そして口先にコツがあります。

ライオンは寝ている2

くちぶえサークルたまぶえ、来月17日の「パカラマ!」に向けての練習中.
パートがわかりやすいので、参考映像をいくつか貼ります。アレンジは少し違いますが。↓

こちらはもっとオリジナルに近いバージョン。パーカッションのノリとかいいですね。↓

6月3日(土)第12回「くちぶえオープンライブ」

  • 3日(土)「第12回 くちぶえオープンライブ」
    場所: studioloro(日野市高幡・京王線高幡不動駅徒歩2分)
    時間: open 13:00, start 13:30〜
    定員: 8名程度まで・要予約
    料金: 一人¥1,000(視聴のみも同額)
    進行: くちぶえ奏者 りょうすけ(演奏もあり)

    ・「口笛メイン」であればどなたでも出演できます。初心者・初参加の方歓迎(暖かくお迎えします)。
    ・弾き吹き、伴奏者随伴、音源伴奏、無伴奏など。
    ・老若男女問わず。過去、大会出場者やプロ奏者も多数参加あり。
    ・持ち時間は10分以内x1回以上(回数は出演者数による)
    ・楽器持ち込み可。(大音量の打楽器や金管楽器などはご遠慮いただく場合があります)
    ・生ピアノ、Bluetoothスピーカー、貸し出し用ウクレレ&ガットギター、譜面台などあり。
    ・PAも一応ありますが、原則生音で。(ご相談ください)
    ・参加・視聴のみも必ずメールでご予約をお願いします。
    ・見るだけのつもりで当日「やっぱり演奏する」もアリです。
    ・Zoom(オンライン)での参加も可能です。(ご相談ください)
    ・ご興味ありましたらお早めにご予約ください。

    写真はコロナ前の様子(場所は現在と違いますが)↓

もうすぐ締切:マスターズ国際口笛大会(MMW2023)

もうすぐ締切です。

ロサンゼルス・ハリウッド開催予定の「マスターズ国際口笛大会(MMW2023)」。(公式サイト

エントリ受付: 4/21〜5/20
大会: 9/22〜24

6月からまたANAのサーチャージが下がるようです。

出場するのと見るだけでは、クルマで言えば「運転席と助手席」くらい見る世界が変わります。
一度でも舞台に立つと、演奏の良し悪しに関わらず、皆が話しかけてきます。
レベル1の敷居はかなり低いので、見学などと言わずにぜひエントリーを。

詳細は公式サイト(英語)をご確認ください。

「2つのエアポケット」が口笛の音を作る(仮説)

口笛の発音について、今までにわかってきたことを書いてみます。(仮説です)

まず、図から。口元の左からの断面です:

  • のどウォーブリングの謎(その2)」で書いたように、黒線の距離(狭窄部間の距離)で「音の高さ」が決まるとすると、赤丸のところの空間(エアポケット)の大きさは「音の響き」を作っていると考えます。
  • 空間が広いほうが音が響く、とすると「なるべく舌を立てて」言い換えれば「舌先を手前に引いて」赤丸の空間を広くした方がよいことになります。
  • しかし、ある程度音が高くなると(例えばB6〜D7あたりからは)舌先が下前歯を乗り越えそうなくらいまで上がってくるので、赤丸の空間が取れなくなってきます。そのため、響かせる空間を下前歯の外側と下唇の間(青丸)に移動していきます。
  • この青丸エアポケットは赤丸エアポケットよりはかなり小さくていいようですが、それでもあまりに小さかったりするとB6〜D7以上の高音が出にくくなります。
  • 高音が出ない/出にくい方は、青丸エアポケットの空間をとるよう、下唇の形を意識してみてはどうでしょうか。
  • 青丸エアポケットは2枚の下前歯中央の前あたりにあって、横幅はごく狭い幅でいいようです。うまく空間が取れると、下の前歯の外側に風が通っている感触があると思います。

私自身、「音が小さい」とか「高音が出ない」方に、「こうすればできる」という誰にでもできる方法論はいまだ確立できていません。
上記もまだ試行錯誤中で確信は正直ありませんが、これでうまくいったなど、何かわかったことがありましたら、ぜひお知らせいただきたく、現段階で公表します。

Rest in peace

3月〜4月のイベント

3月〜4月にあったイベントからいくつか抜粋です。

第22回 ♪ わくわく口笛コンサート
8年ぶり2回目の参加 ↓

今回はトラベルギターを持っていきました。クロサワのGigpacker GPC-I。音量はあまり出ず、ネックが細くてやや弾きにくいのでナットを調整して少しましに。ちょっとリュートのようないい音がします。ペグがプアーだったのでたまたま手元にあったものと交換済み。(頂いた写真) ↓

神戸のサークル「ポートサイドブレンド」にもお邪魔しました。
ちょっとだけ神戸観光 ↓

宮前市民館のブラジル文化講演で、ブラジルの曲をちょっとだけ演奏 ↓

横浜赤レンガ倉庫のイベント「フラワーガーデン」最終日での演奏 ↓

けがの功名(発音の原理2)

先日の「のどウォーブリングの謎(その2)」でちょっと書いた「発音の原理」の続きです。
よく相談のある、高音域がうまく出ない問題の、原因らしきものが少し分かった気がします。

実は昨晩、食事の時に下唇を思いっきり噛んでしまい、ほとんど出血はしなかったものの、見ためでちょっと分かるくらい下唇が腫れてしまいました。
そうしたら、今日のレッスンで吹こうとしたら、高音が全くといっていいほど出ない!

中低音は普通に出るのですが、大体C7〜D7あたりになると途端に出なくなりました。
レッスンは生徒さんの助けを借りてなんとか終わりましたが、そのあと、なんで出ないのか、色々考えて分かったことがあります。
これぞ「けがの功名」。

どうもそのあたりの音域で「発音の場所」(響かせるポイント)が移動するようなのです。
おそらくその辺より上の高音域が出ない方は、その移動がうまくできていないのではないか。
これは例の「発音の原理」とも矛盾しない気がします。

もう少し検証して、確信が持てたら必ず公表しますが、
それはともかく、明後日金曜(数曲)と日曜(90分)の演奏、どうしよう??

口内なのでたぶん治りは早いと思うけど。。。

新レパートリー楽譜作成中・・・

やっかいな懸案(一応全部音楽関係)が立て続けに解決して、だいぶ解放された気分。

やることはまだいっぱいありますが、とりあえず溜まっていた新レパートリーの楽譜をいくつか平行で作成中・・・

サザンロックや懐かしの昭和ポピュラー、クラシックも数曲。すべてウクレレやギターの弾き吹き用。
アレンジは楽しいです。

もう少しまとまったら自費でもいいので出版したいですね、弾き吹き用曲集。

まだ途中なので、クラシックの一曲からイントロチラ見せ。
ちなみに、口笛は実音キーですが、ギターはCapoで移調したコードになっています。(絶対音感のあるひとは嫌がるかも)

のどウォーブリングの謎(その2)

以前の投稿から5年近く経っていますが、のどウォーブリングの謎に迫る第2弾です。

のどウォーブリングの話の前に、そもそもの、くちぶえの「音程を変える仕組みの謎」について書きたいと思います。

「音程を変える仕組み」については、いままで「口内の大きさの変化」で音程を変えると説明してきましたが、「口内の大きさ」とは実は「容積」は直接的には関与していないような気がしてきました。
では何が重要かというと「狭窄間の距離」(狭窄とは空気の通り道で狭まったところ)で、この場合は、唇で作る穴と、舌の奥の方が上顎に付いているところとの間の距離を指します。

この前提だと辻褄が合うことがあります。発音の原理や、のどウォーブリングの原理もその一つです。
それもこれもまだまだ検証中ですが、少なくともこれまでにわかってきたところでは、のどウォーブリングは「のど」でやっていない?のではないかということ。(今までしてきた説明とは違ってすみません)

元々は、ヒールトが「スロートでやっている」と言っていたので、単純に「のどウォーブリング」と言ってきましたが、現象からすると「気流」や「エアロウォーブリング」などの言い方のほうがよりしっくりくる気がします。(念のため言っておくと、決して彼がミスリードしていたとは思いません。彼はあまりに自然にやっているので、自分のやっていることを感覚的にしか説明できないだけだと思います)

一部では「ブレスウォーブリング」という呼び方もあるようですが、「ブレス」(息継ぎ・息の強弱)は関与していないので、これは少なくとも別物だと思います。

しばらくは、教室の生徒さんらに実験台になってもらって、いろいろ試させてもらいたいと思っています^^
うまくいけば、より響く音が出るようになったり、「のどウォーブリング」改め「エアロウォーブリング」をより早く習得できるようになるかもしれません。
もう少し固まってきたら分かった範囲で公表して行こうと思います。