ガジェット(小道具)の紹介:
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くちぶえ関連
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ギター関連
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くちぶえ関連
- マイク
- 感度が良い。→ ブローノイズを防ぐために少し離れても集音する。音量表現がしやすい。
- 指向性が高い。→ ハウリングしにくい。
- 高音域で音がザラついたり、キンキンしない。
- beyerdynamic / M88TG (soundhouse)
ダイナミックの超単一指向性。少し重いが感度が良く扱いやすい。柔らかい音色。
乱暴に扱ってもかなり丈夫。
別売りのウインドスクリーン(soundhouse)を付ければ、屋外の風の中でも結構使える。
- SENNHEISER / E865 (soundhouse)
コンデンサーの超単一指向性。ダイナミックとは一線を画す感度。素直な音色。
コスパ高い。6万円前後のものとそれほど遜色ない。E965ほどの鋭さは感じないが、かえって扱いやすいかもしれない。
湿気など、扱いにコンデンサーマイク特有の注意が必要。
また、コンデンサーは会場や音響機器によって使えないことも(稀に)あるので、ダイナミックも別途持っていた方がいいかもしれない。 - ハンディーレコーダー
- 音質がだいぶ違うので、会議用などではなく音楽用を選ぶ。
- 製品によっては使いにくかったり、動作が遅かったりするものもあるので、できれば店頭で試して、簡単に使えるものを選ぶ。
- 録音データのトリミングや、少なくとも分割ができると、無音部分をカットできるので伴奏再生時に便利。
- 再生時にリバーブがかけられると、実際の演奏イメージが確認できるのでより良い。
- TASCAM / DR-05 VER2-JJ (soundhouse)
無指向性ステレオコンデンサーマイクです。向きや距離などあまり気にしなくてもソツなく録れる。
シンプルなので手軽に使える。機能も必要十分。
(この機種の分割はwav形式のみ可能です。mp3は分割できません) - リップクリーム
- ロゴナ・リップクリーム・キャレンデュラ(楽天)
落ちにくく、比較的音が出やすいので、練習の合間や普段使いにおすすめ。
- DE LA MER ドゥ ラ メールザ リップ バーム9g(楽天)
すでに荒れ気味の時や、コンディションを整えたい時に。
このリップクリームは、数時間程度、塗った状態をキープするのがいい。コンサートやレコーディングの前日などの寝る前にたっぷりめに塗って、さらにマスクをして寝ると効果的。ちょっと値段は高めだが、量も多いし、次の日のコンディションがかなり改善されるので、他では代えがたくおすすめ。
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口笛は音量が小さく、音域が非常に高いので、マイクによって向き不向きが出やすい。
以下はレコーディングではなく、ライブ演奏に向くマイクの条件:上記を満たすのは、単一指向性または超単一指向性で、ダイナミックマイクでも感度の良いもの、またはコンデンサーマイクがおすすめ。
超単一指向性はハウリングしにくくて良いが、少しでも軸を外すと音量が落ちるので、扱いに少し慣れと注意が必要。
音色は好みもあるので、実際に吹いてみないとわからない。購入前に試してみることを強くお勧めします。マイクはたくさん種類があるので以下はオススメの一例:
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最近は、安価でいいハンディーレコーダーがいろいろある。
用途としては、練習などを録音して後でチェックする、など。客観的に自分の演奏を聴くのは上達の近道。
さらに、伴奏を録音しておいて、それに合わせて練習もできる。
とりあえず手元に何か録音機器があればそれを使えばいいし、スマホの録音機能でも十分役に立つ(注)が、新たに調達するのなら以下の要素をご参考に:ハンディーレコーダーもたくさん種類があるので以下はオススメの一例:
蛇足だが、ZOOMの「Handy Recorder」というスマホアプリ(無料)は内蔵マイクでも使え、トリミングやリバーブもできるらしい。(詳細未検証)
注: 「Class」ページのサンプルムービーはiPhoneで収録しています。
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口笛は、通常の楽器より身体に無理がかかることがほとんどなく、歌と違って練習しすぎて声帯を痛めることもないですが、唇のコンディションには気を使います。特に乾燥する冬場は要注意。
割れたりザラついたりするとすぐに音に影響があるので、リップクリームをうまく使ってケアするのが大事ですが、塗ると音が出なくなるものや、すぐ落ちてしまうものも多い。
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ギター関連
- カポ(ガットギター用)
- 音質に影響が少ない。← 重要。
- チューニングの狂いが少ない。
- ビビリが出にくい。
- 付け外しがしやすい。
- KYSER / KGCB(バネ式) (soundhouse) ★★★
+ テンションは調整できないが、特に問題ない。
+ 直感的で操作し易い。
– 音はわずかに濁る。
– 握力のない人には操作しづらい。
– やや重くて見た目も大きい。
* ゴツさが気にならなければシンプルで悪くない。
- PLANET WAVES / NS CAPO for Classic Guitar PW-CP-04 Black(ネジ式) (soundhouse) ★★★★
+ 構造が単純なためか、響きが素直。
+ チューニングの狂いも比較的少ない。
+ 軽くて使い易い。ビビリも出にくい。
+ ネジ式なので、握力がなくても問題ない。女性にオススメ。
–可動範囲が比較的狭いので、ショートスケールなど、あまり細身のネックだと1フレットあたりで締めきれないことがある。改良されていました。詳細は(こちら)
* 値段の割に音がよく、操作性も良い。ネックとの相性のみが問題。* ウクレレ用もおすすめ。PLANET WAVES / NS Ukulele Capo Pro PW-CP-12 Black (soundhouse)
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ガットギターはやや古い言い方?別名クラシックギター、英語ではナイロンストリングギター。
ガットギターはクラシックのギターソロやボサノバなどによく使われるが、これらではあまりカポを使わないからか、ガットギター用のカポの情報が少ない気がする。
弾き吹きは口笛がメインなので、キーを簡単に変えられるカポは非常に便利。キーを変えてギターの演奏が楽になる場合などにも割と積極的に使う。しかし、基本生音のガットギターでは、カポによっては意外に音質を劣化させてしまうものもあり、また操作性も様々。
タイプは「バネ式」、「ネジ式」、「クラッチ式」などがある。以下は主だったチェックポイント:
カポもたくさん種類があるので以下はオススメの一例:
- G7th / G7th Performance 2 Capo for Classical Guitar(クラッチ式) (soundhouse) ★★★★★
+ 響きに雑味が少なく、サスティーンもよく伸びる。
+ チューニングの狂いも比較的少ない。
– 圧不足や当てる場所によってはビビる場合があるので、装着時に少し注意が必要。
* 値段はやや高いが、そうそう買い換えるものでもないし。音質はベスト、操作も特に問題はない。
- 爪やすり
- ブラジェク ガラス爪やすり 90mm 両面タイプ (amazon)
+ ヤスリはガラス製がオススメ。金属製より目が細かくてよく削れる。
+ 水で洗えて、切れ味も劣化しにくい。
– 落とすと割れることがあるので、取り扱いはやや注意。
- グラス ネイルシャイナー NUDE NAILヌードネイル (amazon)
+ 上記のブラジェクより相当目が細かいので仕上げに併用をオススメ。
+ ブラジェクだと弦に当たる部分の「荒れ」がわずかに残り、弦に擦れると「ギギ」と鳴る。普通は目の細かいサンドペーパーで仕上げるが、やや面倒。このヤスリは非常に滑らかに仕上げられる。
+ 特に爪のエッジの内側を仕上げると雑音が減り、滑らかで弾きやすくもなる。
* スギ薬局や東急ハンズ、ロフトなどでも売っているらしい。
* ギター弾き吹きを始めた高幡の生徒さんに教えてもらいました。
- クリップチューナー
- チューニング精度が高い。
- 反応が早い。
- 表示が見やすく、チューニングが合わせやすい。
- 針(インジケーター)表示がフラつかない。(音をキャッチしにくいとそうなる)
- 暗いステージや、炎天下でも表示が見やすい。
- ビビリが出にくい。(ボタン部分などが音の振動でビリビリ鳴ることがある)
- 電池がすぐなくならない。
- サイズが小さくて目立たない。
- 丈夫で壊れにくい。
- 440Hz基準以外も対応。(たまに442Hzなどの楽器と合わせるときもあるなら)
- 当然ながらギターにもウクレレにも対応。
- PLANET WAVES / NS Micro Universal Tuner (PW-CT-13) (soundhouse) ★★★
+ よくあるクリップ式で付け外しがし易い。
+ 足が多関節で見やすい角度・位置に調整しやすい。
– 以下の2つに比べると若干表示のフラつきが出ることがあるが、普通のチューナーよりは良いと思う。
- PLANET WAVES / NS Micro Headstock Tuner (PW-CT-12) (soundhouse) ★★★★
+ チューナー本体とギターの間に足がないので、ダイレクトに音を拾いやすい。そのため、表示のフラつきが少ない。
+ 非常に小さいので目立ちにくい。
– 表示の角度・位置の可動範囲はあまりない。(実用上はまず問題は無い)
– ボタン部分にビビリが発生することがある。(ボタンの上に透明なテープを貼って、ある程度対処可能)
* 小さくて軽いので、ギターはもちろんウクレレ用にもお薦め。
- PLANET WAVES / NS Micro Soundhole Tuner (PW-CT-15) (amazon) ★★★★★
+ サウンドホールに付けるため、音の拾いやすさと安定性の良さは別格。また、周りがうるさくても影響が少ない。
+ 位置が目に近いので見やすい。周囲が明るくても暗くても見やすい。
– ウクレレはサウンドホールが小さいので、ちょっと邪魔かもしれない。
– 付け外しを頻繁にするような場合は向かない。(そのうちサウンドホールの中に落として面倒なことになる)
– 下を見ながらチューニングする格好になるので、チューニングしながらのMCはちょっとやりにくいかもしれない。(まあ、たいした問題ではないが)
- ギター用マイク
- OBA-G5 (サイト)
+ ダイナミックなので扱いやすい。(ゲイン、EQ調整がそれほどシビアでなく、ファンタムも要らない)
+ サウンドホールの中に入れるので、かなりハウリングに強い。
+ 素直な音質。コストパフォーマンスが高い。
* ミキサー直でいける場合もありますが、自分は大体パラEQを入れます。
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ガットギターやウクレレは普通ピックを使わずに指で弾くので、爪のケアが必要。
左手は爪切りでもいいが、右手はヤスリかサンドペーパーで削る。
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ギターヘッド(ネックの先っぽ)などに付けて、チューニングを合わせる(調弦)のに使うのが「クリップチューナー」。ミッチなどは絶対音感があるのかな?なにもなしでチューニングしていましたが、普通はギターでもウクレレでも必需品です。
以下は主だったチェックポイント:
値段の安いものから高めのものまで、今までいくつもの種類を試してきましたが、これだけの要件を満足できるレベルで満たすものはなく、どれもなにかしら不満が残り、妥協が必要でした。
以下はやっと近いものが出てきたという感じでオススメです。
3つのチューナーのエンジンは基本的に同じようなので、表示のフラつきの程度は脚部の構造と設置場所によると思われます。(PW-CT-15 << PW-CT-12 < PW-CT-13)
電源が切れているかどうかがちょっとわかりにくいので、切り忘れに注意。自動で10分で切れるが、弾いているとずっと切れないで電池がすぐなくなる。(共通)
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ガットギター・アコギ用マイクです。
自分はほとんどの場合立って演奏しますが(呼吸が楽なので)、そうするとギターに当てるマイクがずれやすい。
とはいえ、ピエゾなどのピックアップだと音質的になかなか厳しい。特にガットギターでは。なのでここ数年はグースネックでギターに付けるタイプの小型コンデンサーマイクを使っていました。
感度も解像感も十分以上ですが、感度が高いだけあって、ちょっと音が回り込んでいるような環境では結構ハウリングし易い。また、値段も結構するので、ひとにはなかなかお勧めしにくい。
以下は、最近メインで使っている、ギタリスト尾花毅さんがつくられたマイク「OBA-G5」。ウクレレ用もあるようです。値段も手頃でお薦めです。
最近サイトを立ち上げられたそうなので、ご紹介します。