ボレロより / ラヴェル in C ★★★★

 この曲はひとに聞かせるのもいいですが、自分で弾くのがとても楽しいです。
 連載も演奏編に入ったので、少し弾き吹きごたえのあるものを載せてみます。

 そうは言ってもウクレレ/ギターは同じことの繰り返しばかりなので、それだけ弾く分には全く難しくはありませんし、口笛も単独なら(憶えてしまえば)大したことはありません。しかし、口笛の方がシンコペーションだらけなので、伴奏の規則正しさと馴染ませるのに多少練習が必要かもしれません。

 最初は楽譜を見ながら原曲をよく聞いて、メロディーをしっかり憶えるといいです。キーは同じなので、原曲と一緒に口笛を吹いてもいいし、ウクレレ/ギターの伴奏だけで合わせてみてもいいです。

  • 伴奏のパターンは、52小節目までは2小節1セットで、いくつかパターンを変えつつ同じことの繰り返しになっています(「・//・」は2小節単位で繰り返しの意味)。そのため、セットが分かりやすいように(やや変則的な書き方ですが)小節の縦線を破線と実線を交互に書いておきました。
  • 伴奏のパターンの変わり目だけウクレレ用のTAB譜を入れておきました。ギターは弦の割当が違うだけで基本同じ弾き方です。「Gtr・・・」の独自記法を参照してください。
  • 最後の2小節は、原曲の楽譜のままでは、口笛ではかなり音が取りにくいので「in Fm」に調号を変えてあります(音は変わりません)。移動ド読みで「ファミレードシラソファミ」と捉えると取りやすいと思います。「3. 練習編 – e. くちぶえの次の一歩」で触れた「自然的短音階(ナチュラルマイナースケール)」です。

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