The Fine Art of Whistling (6)

ヒールトが演奏しています。

2008年に幸運にも彼といっしょに演奏する機会がありました。
ホテルの部屋で合わせをしたのですが、彼の演奏に関して、生で、間近で聴かないと分からない発見が色々あり、とても勉強になりました。

彼の録音を聴くかぎりでは、あまり音は大きくないと思われているようですが、決して音は小さくなかったです。
但し、「大きい」と言うより、どこで鳴っているの分からないような「よく響いてくる芯のある」音。
あのような音を出す人には会ったことがありませんでした。
合唱をやっていたとき、「大きな声」ではなく「芯のある声」「遠くに飛ぶ声」を出しなさいと、よく言われたのを思い出しました。

おそらく、ちゃんと理にかなった、効率の良い発音をしているのだと思います。あの音のイメージをもらったのはとても大きな収穫でした。

クリス・ウルマンが「Whistling」について説明しています。
彼の説明で「口笛」イコール「Whistling」ではないことが分かります。英語の 「Whistling」は口笛だけでなく、指笛や舌笛、歯笛も入ります。

アーネストがモーツァルトを演奏しています。
彼の発音は本当に独特です。演奏を始めると誰もが最初は笑い、そして次に驚きに変わります。
彼もそれを楽しんでいるようです。
ああいう曲が演奏できるなら、彼のようなスタイルもやってみたいと思ったものです。
いまでは「のどウォーブリング」で出来るのが分かったので、そっちに行きましたが。。。

デュアルトーンをやっている人もいます。
これは私も話しには聞いていましたがはじめてみました。驚き!