PAのこと。のどウォーブリングのこと。

最近、告知やらばかりなので、久しぶりのこぼれ話です。

先月の立川は2日間で4箇所という、短期間にさまざまな環境で演奏させていただいたので、いろいろ勉強になりました。

音響的には口笛は少し特殊なようで、音は小さいし音域は妙に高い、ゲインをあげればハウルし、音量を上げ過ぎればうるさいだけだし・・・
屋外は基本的に口笛や生ギターのような音の小さい楽器には不向きなのですが、やはりPAのやりようで、結構なんとかなるもんですね。

音量を上げた時に、うるさく感じさせにくいバランスの取り方、PAの構成、機器の選択、演奏しにくいと感じた時に、PAをどうすればよかったのか、ここに来てだいぶクリアーになってきた気がします。

ところで、のどウォーブリングをブレスウォーブリングという呼び方もあるようですね。先日お会いした人から聞きました。
う〜ん、どう呼んでもまあ自由ですが、ブレスと言うとまず呼吸とか、息継ぎとかをイメージすると思うので、少なくとも英語ネイティブには伝わらないかもしれないですね。かの地では聞いたことがありません。
のどウォーブリングは息継ぎや息の強弱ではなく、息の流れ筋を変えることで音を変えるので、エアフローといった方がまだ近いかもしれません。
自分では、口の前の方より、のどに近い奥の方に意識を向けた方が音がクリアになる = のどをイメージする、というのと、ヒールトの「のど」のウォーブリングという表現を尊重して、のどウォーブリングと呼んでいます。