2015年7月8日から一週間ちょっと、アメリカ遠征に行ってきたので、それについて書きます。
まずマスターズ国際口笛音楽フェスティバルについて。
初開催のこのイベントは今はなき国際口笛大会(IWC)常連のキャロル・アン・カウフマンの主催。
IWCが音源伴奏主体だったのに対し、生伴奏にこだわって企画したと聞いている。
今回は残念ながらメインとなる弾き吹きの出場者が少なかったため、音源伴奏部門も設けたらしい。
場所はロサンゼルスの中心部より車で数10分ほど北に行ったところの、パサデナという小綺麗な住宅地。
日本からの参加の場合、ロサンゼルスそのものはIWC開催地だったルイスバーグより遙かに来やすい。航空機の乗り継ぎもいらないし、旅行会社のツアーもたくさんある。ただ、鉄道やバスもないことはないが、生活が車を前提としているので、短期の滞在でも車がないと非常に不便。今回はこのイベントのあと、サンディエゴ・ラホヤでコンサートをすることもあり、出国前にレンタカーを予約した。
時差ぼけを考慮して、1日余裕をもって現地入り。前日は何人かで集まって夕食会。
ホールは教会のような、というか教会そのもの。200席程度でわずかな段差のステージあり。スピーカーはステージ横の高いところに2つ。モニタースピーカーはひとつあり。控え室はなし。練習場所も特にありません。
初日は午後からバンドとのリハ。バンドはピアノ、ギター、ベース、ドラムスのカルテット。
主催者の事前の指示では「歌詞付きのコードチャートを送るように」とのことだったが、口笛は歌詞じゃわかんないじゃん?と思って譜面を書いて送っていた。バンドメンバーにはちゃんと通じていたもよう。
バンドメンバーとのやりとりはすべて英語だが、話すことはだいたい同じなので、こういう生伴奏との演奏経験があれば、英語が心許なくてもまあ大丈夫だと思う。
(以下、会場ロビーにて)
(以下、主催者よりオリエンテーション)
夜はみんなでご飯へ。(以下、食事は毎回大体こんな感じ。場所柄、メキシカンが多いか?)
二日目は昼前から弾き吹きリハ。いつもの通りガットギターで、DI経由でグースネックのマイクを付けたが、PAの音圧が出なくて苦労しているようだったので、急遽ピエゾピックアップにつなぎ替え。
この日に出場順の表を受け取る。音源伴奏、生バンド伴奏、弾き吹きの順。
予定の14時から30分以上遅れて本番開演。
音源伴奏部門が終わった時点で、18時まで休憩。本番衣装のまま何人かで車で夕ご飯に。(以下、左からテリー・ラポルドとスティーブ・ハーブスト)
演奏は普段とほとんど同じことをやったので、特に記すこともないが、リハとPAのセッティングが全然違ったりしたのでちょっとやりにくかった。まあそういうこともあります。。。
審査員の評価はあまり芳しくなかったようだが^^、お客さんやバンドと他の演奏者には受けていたようなので、まあよかった。。。かな。
(以下、アレンデハート賞受賞と弾き吹き部門2位入賞)
夜はそのまま出演者の何割かが数台の車に便乗して、メキシコ料理レストランで打ち上げ。それがとんでもなく大音量のカラオケダンスホール(?)だったので、ほとんど会話もできず。。。次からは違う場所にしてくれるらしい。(以下、MCのミッチも踊ってる)
三日目は昼にレストランで昼食会。そのあと解散。(以下、昼食会のあとお茶しているところ)
2016年にはなにかコンサートを企画し、2017年にはまたこの大会を開催するとのこと。
生伴奏でやってみたい方はぜひどうぞ!
なお、英語スキルはなくても周りに助けてもらえば何とかならないこともないが、楽しさが半減すると思うので、2017年の参加を考えている方は、日常会話程度は英会話の習得をお勧めします。