バロックくちぶえ(その2)「Lascia Ch’io Pianga」

CDの2曲目は「Lascia Ch’io Pianga」。ヘンデル作曲のイタリア語のアリアです。
このCDにはなぜか英語の題名の曲がないんです。

邦題は「涙の流れるままに」。
「私を泣かせてください」という場合も多いですね。でもそれだと日本語だと何か違う意味になりそうです。。。

映画「カストラート」でも取り上げられたように、この曲はカストラートのための曲といわれますが、そういった曲でくちぶえによく合うものが何曲かあります。考えてみれば口笛も性別がはっきりしないので、そのせいかもしれません。

ヘンデルはメサイア以外はあんまり演奏されない気がしますが、歌曲、器楽曲ともいい曲がありますね。(以前も書きましたっけ?)
そういった小品でも作曲家の格の違いを感じます。
ヘミオラがよく出てきたり、バッハとはまた違った楽しさ、難しさがあります。