くちぶえはどうやって音程を変えているか
くちぶえはどうやって音程を変えているか、よく聞く説明はクチの中の空間を広げたり縮めたり、つまり「容積変化」で変えている、というもの。
僕もいままでこれに特に疑問を持たず、ひとに聞かれるとそういう説明をしていた気がしますが、どこかで読んだ「管楽器」についての解説で、「管の長さが音の高さに影響し、太さが音色に影響する」とありました。つまり容積より「長さ」が重要と言うことになります。
〜くちぶえさんぽみち〜 produced by Ryosuke / りょうすけ
くちぶえはどうやって音程を変えているか、よく聞く説明はクチの中の空間を広げたり縮めたり、つまり「容積変化」で変えている、というもの。
僕もいままでこれに特に疑問を持たず、ひとに聞かれるとそういう説明をしていた気がしますが、どこかで読んだ「管楽器」についての解説で、「管の長さが音の高さに影響し、太さが音色に影響する」とありました。つまり容積より「長さ」が重要と言うことになります。
例えば、「ドーレーミ」のような3音の音型があったとして、ウォーブリングを使うとすると、少なくとも3つのやり方があります。
むかし、ジャズの先生に「ノリ」には「縦のノリ」と「横のノリ」があるんだよと言われました。
縦・横というのは体の揺らし方のことで、速いテンポで前後にちょっと鋭く動くノリと、ゆったり横にスイングするノリのことをおっしゃっていたと思います。
ここのところ僕の周りでも「のどウォーブリング」のきっかけをつかんだ人が増えてきています。ワークショップに来ていただいている方、独自に研究されている方などいろいろ・・・。
最初はわりと高めの音域で、4度とかの広めの幅で上昇の”ピロ”が出る感じが多いみたいです。
ウォーブリングできるところだけど、しないで普通に「のどタンギング」でやった方がいいところはたくさんあると思います。
その見極めがセンスになるんでしょうね。
純正律と平均律のわかりやすいサンプルがあったのでご紹介します。
ここでいう平均律は12平均律のことだと思います。
Just Intonation(純正律) vs. Equal Temperament(平均律)
「のどウォーブリング」は、くちぶえでポルタメントせずに「階段状」に音を変える奏法のひとつです。あくまでも奏法なので、それがただできるからといって、演奏の芸術性がとたんに上がったり、すぐコンテストで余分に点がもらえるわけでもないです。
ただ、「ここはこういう風に吹きたい」という思いがでてきた場合、こういった奏法が道具として必要になってくることがあります。
ぼくはこの奏法がなにかとても特殊で高度なものとは考えていません。
「のどウォーブリング奏法」のサンプル演奏がyoutubeにアップされました。
サンプルとして「のどウォーブリング奏法」の可能性をご想像(^^)していただければうれしいです。どうぞご覧ください。(以下と同じリンクはこちら)
(リンクの転載はどうぞご自由に)
「のどウォーブリング」について、ワークショップ参加者の方よりいくつか質問を頂いたので、まとめてみました。
Q) のどウォーブリングを練習してますが、なかなかキッカケが掴めません。
音を切り替えるのには空気の流れを変えるだけで強さは一定でしょうか?
「のどウォーブリング奏法」の自作自演デモがyoutubeにアップされました。
ウォーブリング奏法については、情報が少ないために誤解も多いようです。
“最初の一歩”として「のどウォーブリング」でどんなことができるか、基本的なことを中心にデモンストレーションしてみました。どうぞご覧ください。(以下と同じリンクはこちら)
(リンクの転載はどうぞご自由に)
「のどウォーブリング」についてご質問を頂いたので、まとめてみました。(やまさん、どうもありがとう!)
>のどをどのように動かすのでしょうか?
のどタンギングは声帯のあたりでやりますが、もうすこし浅いところだと思います。
なかなか説明が難しいのですが、舌ウォーブリングの舌のように何かの「器官」を使って音を変えるイメージではないです。
口先までの息の流れを意識して、のどの奥を使って瞬間的に空気の流れを変えます。
私自身は、最近は完全に「のどウォーブリング」です。ほんの部分的に「舌ウォーブリング」を使うことはありますが、ごく例外的です。
2005年に初めてヒールトの演奏を聴いて、本人に直接どうやっているのか聞いて「舌ではない。のどだ」と言われたのに、なぜか「やっぱり舌だ」と思って「舌ウォーブリング」を始めました。あの時点では「舌」以外に出来る方法が考えられなかったのも確かです。
トリルは上昇音型と下降音型の連続です。つまりトリルは上昇音型(例:レ→ミ)と下降音型(例:ミ→レ)に分解できます。
ウォーブリングは、最初にこのレ→ミやミ→レをしつこく練習することから始まりますが、のどウォーブリングに限って言えば、上昇音型よりも下降音型のほうが難しいと思います。
くちぶえでは「のど」でタンギングする人が結構いるみたいです。というか、実を言うと以前はみんなするのかと思っていましたが、著名なくちぶえ吹きでもまったくしないひともいるのを近年知りました。
タンギングは管楽器では舌を使って音を切る奏法です。例えばクラリネットやサクソフォンなどのリード楽器では、舌の先っぽをリードの先端に軽く触れて音を止めます。これができないと速いパッセージなどで歯切れが悪くなったり、演奏できなかったりするほど大切な奏法。
くちぶえは吸っても音が出ます。
ロン・マックロービィやウィスリング・トムはこの「吸気奏法」を積極的に使っています。トムの「パリの空の下で」などを聴くと、息継ぎがほとんどなく、しかも吸っている音があまり目立たないので、まるで管楽器の循環呼吸法のようです。
しかしヒールト・シャトローはこれをやっているのを聞いた覚えがありません。どうしても音色が変わるので、それを避けているそうです。
ちょっとサンプルを録音してみました。(iPhoneで録音したので音は良くないですが。。。)
「ノーマル」はこっち、
「ウォーブリング」はこっちです。
微妙ですが、音の変わり目が違うのが分かるでしょうか。
「舌ウォーブリング」は舌先が下の歯には触れずに、口の中の空間に浮いている状態が基本ポジションです。
「ノーマル」奏法は舌先が下の歯に常に触れているので、「ノーマル」の人が「舌ウォーブリング」をやろうと思ったら、まず舌先を浮かした状態で音が出るようにする必要があり、これがなかなかすぐにはできません。(経験上)
以前の記事で『「ウォーブリング」奏法はふつう舌先でやります。』と書きました。
では「舌先でやらない」ウォーブリングはどうなのか、と言うのをちょっと書きます。
「ウォーブリング奏法」には私の知っている範囲では「舌先を使うもの」と「舌先を使わないもの」がありま
す。とりあえず前者を「舌ウォーブリング」、後者を「のどウォーブリング」と呼ぶことにします。これらの
奏法は全く原理が違うものです。
私の知っている範囲では、くちぶえには2つのスタイルがあります。
これはトリルが「できる」、「できない」で区別できます。
最近名前を知りましたが、「トリルができない」方を「ノーマル」奏法とすると、
「できる」方を「ウォーブリング」奏法と呼ぶそうです。( Thanks George !! )
または「ぴろぴろ」とも言います。( Thanks KIMIさん !!! )