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6月 16

口笛コンテストのススメ(草稿)

口笛をやり始めて、演奏が楽しくなって、人前で演奏したくなったら、または何回か演奏してみたら、口笛コンテストに参加することをお勧めします。

入賞や優勝を目指すのもいいですが、自分のレベルを一つ上に進める「試金石」としての参加もいいです。
入賞するにしろ、手ぶらで帰るにしろ、何かしら有益な体験ができると思います。また、口笛コンテストは競い合うだけではなく、交流の場としても貴重です。

自分も2005年にアメリカのIWCに参加してから13年間、ほぼ毎年、どこかのメジャーな口笛コンテストに参加・主催・見学してきました。その中で、惜しいところで実力を出し切れていない例を(自分も含め)いくつも見てきたので、自戒を含めて僭越ながらチェックポイントをまとめて見ました。

  1. 音楽性のこと

    • まず、音楽そのものを広く、深く知ることが大事。
    • その上で、自分はどんな音楽をしたいのかイメージをはっきりさせること。
    • テクニックは、その音楽を実現するために必要なものを習得すればいい。
    • 今できなければ、できる範囲に妥協することも大事。
  2. 選曲・アレンジのこと

    • 選曲・音域・アレンジは特に重要。慎重に自分にあったものにする必要がある。
    • 同じことの繰り返しはできるだけ避ける。2回同じことをやって2回目に失敗すれば減点されるだけな可能性大。
    • できれば2つ以上の要素、「長調と短調」、「緩と急」などを入れて多様性を示したい。
    • 他の口笛奏者の真似はなるべく避ける。オリジナリティーを出したい。
  3. 伴奏音源のこと

    • 伴奏はできるだけ時間とお金を使ってできるだけいいものを用意する。
    • MIDIも悪くないが、MIDIっぽさが目立たないように可能な限り完成度を高めたい。
    • 理想を言えば、一流の演奏者の生伴奏を、できるだけいい音質で録音したい。
    • 伴奏と口笛が同時に始まるような曲はクリックなどを入れる。出だしがずれると減点の可能性大。
    • 伴奏だけで完結してしまっているようなものは良くない。口笛が入って初めて形になるような伴奏が必要。メロディーラインのことだけではなく、曲全体として。
  4. 審査音源のこと

    • 録音の音質には最善を尽くす。
    • 最近の機材は安くても良く録れるが、レベル調整やローカット、マイクの扱いや録音環境など、基本的な知識は必要。自信がなければ詳しい人に頼んだ方が無難。
    • 家族の話し声や、カラオケ店で隣の部屋の音が入ったりしないように。
    • やり直してなおるミスなら録り直した方がいい。
    • 録音は必ず聴き直して入念に確認する。
    • レベルが非常に小さかったり、逆に大きすぎて音割れすることのないよう。
    • 曲や後奏の途中で突然止めるのも良くない。
    • ミスや音程も要注意。とにかく音程がある程度あっていないとまずい。外れる場合は場所や高低に傾向がある(いつも決まった場所で高かったり低かったりする)ので、それを意識する。
    • (手前味噌ながら)録音したものの音程のチェックは「WhistleTuner」(「iOS」ページ参照)が有効。できればキーを指定して表示される赤線(純正律)まで意識したい。
    • ただし演奏時にずっと見るのはオススメしない。演奏時には音に集中した方が良い。
  5. コンテストのカラーのこと

    • 各コンテストにはそれぞれカラーがある。
    • できれば過去の入賞者の傾向を把握しておくと良い。
    • ガイドライン(規定)や審査基準をよく確認する。つまらないところで規定違反にならないように注意する。
    • 特に審査基準は、ほぼそのままスコアシートの項目となる場合が多いので、何が減点されて何を評価されるのかがとても重要。
    • 一般論だが、審査員が、口笛奏者かそうでないかということ以前に、口笛演奏に精通しているか、そうでないかによって着眼点が多少異なる印象がある。後者の場合、特に技術的な部分で減点が多少甘いか、逆に一般の認識を上回る演奏部分では、技術加点などが多めになることがある。