国際口笛大会(IWC2011)レポート(3)2日目:予選1

レポート(3)2日目:予選1
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この日は朝8時半から会場で「初参加者のためのオリエンテーション」があり、そのあと9時から成人ポピュラーカテゴリの予選が始まる。
昨夜のスクールの時に、出場者のリストと演奏順が書かれた紙を受け取っていた。(今日から参加の人はオリエンテーションで受け取るのだろう)
それによると成人出場者は男女併せて42名。出番は名字のアルファベット順で、ぼくは最後から7番目なので、まず間違いなく午後になるはず。

昨夜も遅く、時差ぼけのせいか、まだ熟睡できていないので、9時に行くのをやめてゆっくりすることにする。練習もできていないが、会場に行ってから楽屋でやれば、まあいいか・・・

朝食の簡易バイキングに降りていくと、懐かしの面々と再会。
キャロル、キャロライン、テリー、スティーブ、マイケル、などなど、次々現れる。皆、口々に日本の震災を心配している。とりわけニューオリンズのテリーは、ハリケーンで2回も家を失ったそうで、人ごとではないと言っていた。

食べ終わる頃にタイミングよくトムがきたので、会場まで車で連れて行ってもらう。
彼はいつもフロリダから6時間以上かけて車で来る。いまはコンテストには参加しないが、スクールを手伝ったり、オープニングコンサートで演奏してくれる。2009年の時には会場近くの養護施設で彼の演奏があり、分山さんとぼくも飛び入りで参加したりした。そうそう、2009年はぼくも近くの小学校で2ステージ演奏して、そのときは逆にトムが飛び入りしてくれたっけ。

会場に着くと、またあちこちで再会。とりわけトーモド!えっ、今回は審査員なの?大変だね、がんばってね。。。

すでに予選は始まっていて、自分の準備もあって半分くらいしか聴けなかった。自分が出なければじっくり聴けるのだけれど、ちょっと残念。
アメリカ大会は実に個性豊かな参加者が多く、想像もしないことをやってくれたりする。その意味ではとても楽しめる。

ここ数年のIWCでは、国ごとの最初の参加者の演奏前に、その国の国歌を流すことになっている。今回の日本人の成人参加者はかなり少なめで、男性2名と女性1名の計3名だったが、たまたま3人とも今日の順番が後ろのほうになっていた。演奏前になって、アレンから3人とも順番を今日のポピュラーカテゴリの最後にすると言われた。特別な計らいがあった。
3人の演奏前に、場内の日本人(チャイルドや、同行者含め)全員をステージに上げて国歌を流し、その後、来場者全員で黙祷。もちろん日本の震災被災者のために。

今回は参加人数がそれほど多くないため、午後2時頃には本日の分は終了。
各自で夕食を挟んで夜8時からオープニングコンサートがある。

一度ホテルに戻って明日の練習などして過ごす。

夕食は皆で連れ立ってホテル近くのレストランに行く。どんどん人が増えて、いつのまにか20人近くの大所帯になってしまい、いざレストランに入る段になって、とても一カ所では無理だ・・・という話に。
いくつかのレストランに分れてめいめい食事。ぼくらはファーストフードで食べ、味は悪くはないが、「こういうの毎日食べたら、そりゃ太るよね」という感じ。

のんびりしていたらいい時間になったので、会場に移動。
オープニングコンサートはいろいろ盛りだくさん。(以下順不同)

  • 地元の教会コーラス
  • ミミ、トムのくちぶえと歌
  • トーモド、フィリスのくちぶえ
  • 大学のくちぶえアカペラグループ(8人ぐらい?)
  • ゴスペルコーラスの歌(くちぶえ入り)
  • 審査員アンジェラのクラリネット演奏
  • などなど

くちぶえはもちろんだが、とりわけクラリネット(モーツァルトの協奏曲より)が素晴らしかった。今回ぼくが用意したクラシックはモーツァルトなので、ちょっとやばい。
アカペラグループは毎回参加してくれるが、その度ごとにどんどん上手になっていく。

終わったのは昨日に引き続き夜10時過ぎ。
昼間の空き時間を何とかして、もう少し早く終わってくれるといいのだけれど。。。
明日は、クラシックの予選。順番はまた後ろの方なので、ちょっと助かる。

1 個のコメント

    • Ryosuke on 金, 06 5月 2011 16:59:59 +0900 at 16:59

    大事なことを書いていませんでした。
    国歌と黙祷の件を追記しました。

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