モーツァルト/エクスルターテ・ユビラーテ

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ソプラノはエマ・カクビーです。

モーツァルトの音楽は「比類がない」という表現がぴったりです。私のある師匠が「あれは宇宙人だ」と言っていましたが、まさにそんな感じです。

曲が始まった瞬間からどこかに飛んでいきそうです。
音が少なく、シンプルで無駄がないが、十分で非の打ち所のない音楽。そういう曲想が次から次からどんどん出てくる。
これは天才を遙かに超えて、人間の所業とは思えないほどです。

モーツァルトにはそういう曲はたくさんあるのですが、一例として上記を挙げてみました。
同じ録音がYoutubeでも聴けます。(ただし音はそれなりなのでやはりCDでお聴きになることをお薦めします)

もうひとつおまけです。「アヴェ・ヴェルム・コルプス」。最晩年の作品です。
映画にも出てきた有名な曲なので、Youtubeで探すといろいろな録音があります。
聴き比べるのもいいかもしれません。

たとえば、こちらはウイーン少年合唱団の演奏で、楽譜が見られます。
音程がなかなか難しいですが、内声部もとても美しい旋律です。
口笛四重奏などで取り上げても面白いかもしれませんね。